猪谷さんの靴下・基本バージョンの(decoboco なり)
「IGAYA風ソックス」文章パターンを書いてみました(記号の解読はまだですが)
本に掲載されてあるのを読み解きながら編んでいましたが、
迷子になりそうだったので、編み図を書くかなやみましたが、今回は(decobocoなり)の文章パターンにしてみました
これを、もとにもう一度編んでから暗号を読み解いていきたいと思います
いろいろな細部に猪谷さんの靴下のアイデアや技術が満載なのですが、都合によりそこは省かせていただきます
輪針編みで何度か編んでみると、棒針編みと輪針編みでは基本の編み方は同じなのですが
若干編み棒の扱い方に違和感を感じたので、輪針と棒針を使い分けて動画を作っています
猪谷さんの靴下の基本編み23~24㎝サイズ
「IGAYA風ソックス」文章パターン
道具 6号棒針6本(短)とじ針 かぎ針 はさみ (輪針で編みたい人:6号80センチの輪針+マーカー)
材料 並太2~3本 中細1本 (参考:1=中細 1/2=極細 2=並太 3=極太)
サイズ 靴下の長さ約24.5センチ (つま先から踵のサイズ21.8センチ)
- 注意事項
- 作り目
- 足首部分(ゴム編み)
- 足首部分(メリヤス編み=くびれをつくる)
- かかと部分(引き返し編み)
- 甲の部分 (輪に編んでいく)
- つま先部分を編む(棒針は1本増やす)
- メリアスとめをし糸始末
注意事項
輪針で編む場合にはマーカーを入れていきます。
棒編みでする場合はマーカーの部分で針がわかれます
*表編み=表・裏編み=裏
*マーカーが入っている所=マ と表記します
*センチまで編むの指定がある場合は段数よりセンチのサイズを優先させること
*糸の種類や編み手の加減で段数などが変化します。ご理解ください
作り目
並太2本どり・棒針2本で一般的な作り目で36目 (32目~36目時に処理あり)
足首部分(ゴム編み)
ゴム編みは11センチ編みます
• 1段~25段目(11センチまで) 表1目・裏1目の1目ゴム編みを25段 11センチまで編む (全部で36目)最後の段で編み始めから12目ごとにマーカーを入れる
足首部分(メリヤス編み=くびれをつくる)
• 26段目 編み始め(後中心)から、表3目編み・左上2目1度の減目・表7目・マ・表12目・マ・表7目・左上2目1度の減目・表3目・マ (全部で34目)
• 27段~30段目(4段) 表11目・マ・表12目・マ・表11目・マ
• 31段目 表3目・左上2目1度の減目・表6目・マ・表12目・マ・表6目・左上2目1度の減目・表3目・マ (全部で32目)
• 32段~41段目 表10目・マ・表12目・マ・表10目・マ 履き口から16.5センチまで編む(全部で32目)
16.5センチになったら、減らしたところを増やしていく
・42段目 表3目・左増し目 ・表7目・マ・表12目・マ・表7目・左増し目 ・表3目・マ(全部で34目)
• 43段~45段(3段) 表11目・マ・表12目・マ・表11目・マ (全部で34目)
• 46段目 表3目・左増し目 ・次のマーカーまで表編み マーカーの手前で左増し目・マーカーを外し次のマーカー(後ろ中心)まで表編み
・表11目・マ・表14目・マ・ここで並太の糸を1本足す 踵の引き返し編みにはいる 表11目・マ(全部で36目)
かかと部分(引き返し編み)
編みはじめから 表11目・マ・表14目・マ・表11に分けたら踵の部分編みになるので表14目の部分はしばらく「編み休み」(別の編み針などで休ませる)
針が2本増える ①針 ②針
• 1段目 後ろ中心から表11目・マ・ひっくり返す
• 2段目 1目を①針(1目)に移す・裏10目・マ・裏11目・ひっくり返す
• 3段目 1目を②針(1目)に移す・表10目・マ・表10目・ひっくり返す
• 4段目 1目を①針(2目)に移す・裏9目・マ・裏10目・ひっくり返す
• 5段目 1目を②針(2目)に移す・表9目・マ・表9目・ひっくり返す
• 6段目 1目を①針(3目)に移す・裏8目・マ・裏9目・ひっくり返す
• 7段目 1目を②針(3目)に移す・表8目・マ・表8目・ひっくり返す
• 8段目 1目を①針(4目)に移す・裏7目・マ・裏8目・ひっくり返す
• 9段目 1目を②針(4目)に移す・表7目・マ・表7目・ひっくり返す
• 10段目 1目を①針(5目)に移す・裏6目・マ・裏7目・ひっくり返す
• 11段目 1目を②針(5目)に移す・表6目・マ・表6目・ひっくり返す
• 12段目 1目を①針(6目)に移す・裏5目・マ・裏6目・ひっくり返す
• 13段目 1目を②針(6目)に移す・表5目・マ・表4目・最後の1目は滑り目・ひっくり返す
• 14段目 1目めの滑り目をかぎ針を使って①針の最初の下の目にくぐらせて①の針(7目)に移す・裏4・マ・裏4・最後の1目は編まないで滑り目しひっくり返す
• 15段目 最後の1目は編まなかった目をかぎ針を使って②針の最初の下の目にくぐらせて②の針(7目)に移す・表4・マ・表4 ・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 16段目 1目めはかぎ針を使って①針の1目の下の目をくぐらせ①針(6目)に移す・裏5・マ・裏4・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 17段目 1目はかぎ針を使って②針の1目の下の目をくぐらせ②針(6目)に移す・表5・マ・表5・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 18段目 1目はかぎ針を使って①針の1目の下の目をくぐらせ①針(5目)に移す・裏6・マ・裏5・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 19段目 1目はかぎ針を使って②針の1目の下の目をくぐらせ②針(5目)に移す・表6・マ・表6・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 20段目 1目はかぎ針を使って①針の1目の下の目をくぐらせ①針(4目)に移す・裏7・マ・裏6・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 21段目 1目はかぎ針を使って②針の1目の下の目をくぐらせ②針(4目)に移す・表7・マ・表7・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 22段目 1目はかぎ針を使って①針の1目の下の目をくぐらせ①針(3目)に移す・裏8・マ・裏7・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 23段目 1目はかぎ針を使って②針の1目の下の目をくぐらせ②針(3目)に移す・表8・マ・表8・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 24段目 1目はかぎ針を使って①針の1目の下の目をくぐらせ①針(2目)に移す・裏9・マ・裏8・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 25段目 1目は②針の1目の下の目をくぐらせ②針(2目)に移す・表9・マ・表9・そのままの針で①の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 26段目 1目はかぎ針を使って14目休めていた目の1目の下の目をくぐらせ①針(1目)に移す・裏10・マ・裏9・そのままの針で②の針の2つの目を1目づつ編む・ひっくり返す
• 27段目 1目はかぎ針を使って14目休めていた目の1目の下の目をくぐらせ②針(1目)に移す・ここで1本糸を減らす・表10・マ・表10・そのままの針で①の針の1目を編む・表14・マ・②の針の1目を編む・表10・マ
甲の部分 (輪に編んでいく)
• 後中心・表11・マ・表14・マ・表11・マの順番で編む。
かかとの端から測って10.5センチまで編み進める
• かかとの端から10.5センチにきたら、表8・左上2目1度(減)・表1・マ・表14・マ・表1・左上2目1度(減)・表8(全体で34目)
かかとの端から14センチまで編み進め・ここから中細の糸を1本増やす
かかとの端から20.5センチまで編みすすめる
つま先部分を編む(棒針は1本増やす・マーカーを増やす)
棒針で編むは棒針が1本増やし、輪針編みはマーカーを増やし、ブロック分けする。
後ろ中心から9目・マ・8目・マ・9目・マ・8目・マに分ける
• 1段目 表7・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表6・マ・表7・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表6・マ
• 2段目~4段目 表8・マ・表7・マ・表8・マ・表7・マ
• 5段目 表6・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表5・マ・表6・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表5・マ
• 6段目~7段目 表7・マ・表6・マ・表7・マ・表6・マ
• 8段目 表5・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表4・マ・表5・右上2目1度(減)・マ・左上2目1度(減)・表4・マ
9段目 表5・最後の1目は編まない・糸先の30センチくらいの所で糸を切る
メリアスはぎをし糸始末
• とじばりに糸を通し、メリヤスはぎをしたらソックスを裏返して糸始末をする
まとめ
今回、編んでみての感想 (あくまでdecoboco の感想ですのでご理解下さい)
私はまず、読みながら本の文章とおり棒針で編んで流れをつかんでいく感じで編みました
二作目は糸を太くして、棒針と輪針で編んでみています
糸が太くなった分指定までのサイズと段数が変わりましたので
センチの指定がある時は、編み手の感覚は一人一人ちがうのと、糸のサイズや合わせ方でサイズ感がかわるので
大きさの「センチまでは編む」が重要で指示通りに編まないとサイズが大変なことになりそうです
糸が増えるところは編むのにも力が入るのでちょっと手が痛くなる。そんな時は無理せずに編むのを休む事をおすすめします
踵の引き返し編みの部分は穴があきにくいように処理をするために棒を増やして編んでとありました。
靴下を編んだ事があって引き返し編みが得意な方は棒を増やさずに編み進まれても大丈夫だと思いますが、
やってみた感想として
私の場合は棒を増やして一目ずつの目をしっかり締めたほうが、かかとの穴が出来ないな!と感じました
靴下立ちするくらい立派な分厚さもかなりあるのでその分は絶対に暖かいだろうと思います
分厚い靴下になるので普通履いている靴は履けない、でも大きめのスリッポンや部屋履きだととても可愛いと思います
輪針で編んだ感じは (decoboco感)
棒あみに比べとても編みやすいですが、私の編み癖が少しゆるめなので意識しないと棒編みよりサイズが大きくなりました
輪針と棒針を使い分けると編みやすかったです。