公益財団法人日本編物検定協会 毛糸編物技能検定試験 受験の手引を参照しながら勉強方法を説明していきます。
毛糸編物技能審査基準より
編物検定5級程度とは → 毛糸編物の基礎的な知識と技能を持ち、実技欄に示された程度の作品の製作ができる。
理論
5級は編み物の基礎になる部分を学びます。
- 理論:用語・用具・名称・色彩
- 実技:棒編み・かぎ針編み・アフガン編み・編み紐やフリンジ、タッセル等・編地に刺す刺しゅうの基礎的技術 製作など
かぎ針、棒針、アフガン針 と編物の「基礎」を理解しなければなりません。
「基礎のき」だけあって、かなり絞り込んであります。編物を日常に編まれてある方は、優しいと感じるかもしれません。試験領域(範囲)はテキストの中に示されているので対策も立てやすいと思います。5級テキストで出てくるものが上の級への基礎になります。
- 用語
- 用具
- 名称
- 色彩
用語
編目記号
編物検定はJIS記号が使われています。
- 棒針編目 :5種類
- かぎ針編み目 :4種類
- アフガン編み目:5種類
全部で14種類!
試験ではこの14種類が色々なパターンで出ていますが、編めてしっかりと理解していれば大丈夫です。
素材(材料)
編物に用いられる素材はたくさんありますが、5級で出てくる素材は、なじみのある5種類。
用具
かぎ針・棒針・アフガン針といった編針の種類や形・編む際に使う道具など一度は手にしているはずなので理解しやすいです。
名称
編んだ作品の名称を正確に覚えます。マフラー・帽子といった種類です。昔の名称で出てきたりするのでちょっとためらうかもしれません
色彩
5級は暖色、寒色、中性色の範囲を理解します。
*日本編物検定協会では「日本色研配色体系の24色相色環」を説明されています。
この色彩の学習が難しいと感じます。しっかりと覚えましょう!
実技
5級では棒針編・かぎ針編・アフガン編でつかう もっとも基礎のものが取り上げられています。
編み目の作り方・編み方
テキストの実技の部分で出てくる棒針編・かぎ針編・アフガン編の編み方は完璧にマスターしとくことをおすすめします。
編み目記号は理論で出てきたJIS記号が使われていますので、編みながら記号の名称も定着させてください。
テキストの(参考)の部分の名称、図なども試験問題になっていることが多々あります。
しっかりと抑えておきましょう。
(編物検定を受験しようと思われた方は何かしら編まれたことがある方だと思いますので難しくはないと思います)
目の止め方・糸のつなぎ方・糸始末・目の増し方・目の減らし方・とじ・はぎ 等、テキストの図と説明もしっかり抑えておきましょう。
編ひも、切玉、フリンジ、タッセル
編物小物製作に必要な技法です。図と説明文をしっかり関連つけておきましょう。
編地に施す刺しゅう
5級は4種類のステッチです。図と説明文を関連で覚えておきましょう。
製作
5級ではごく簡単な小物の製作ができ、指定された寸法や形ができるようになるようにしときます。
試し編み(ゲージ)の説明があります。
テキストにある作品は簡単なので実際に編んでみます。
小物の名称は覚えておきます。
編目記号
覚えておきたい!
日本工業規格の編目記号:JIS記号 おぼえておくと編物の幅が広がります。
5級模擬問題
5級のテキストには試験の模擬問題が最後に掲載されています。
年に1度しかない編物検定試験をはじめて受験してみようと考えている方もあると思います。
5級を受験しようか4級を受験しようか迷っている方は、5級のテキストの模擬意見を実技まで1度で70%以上でクリアできたら4級を受験するという選択もありですね。
それでも不安なかたは過去問を3年分解いて、自己採点して80%以上!
4級の過去問5年分がスムーズに解ける!なら4級を受験する。
自分自信の理解度具合で受験級を選べるのが編物検定のいいところです。
公益財団法人日本編物検定協会 毛糸編物技能検定試験受験の手引5級のテキストを使っての説明でした。
受験をしてみよう!という方の参考になれば幸いです。
編物検定の一番やさしい級は5級です